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 法人概要 銀河の里について 理事長より

銀河の里について
農に根ざした福祉からの挑戦

 銀河の里は、職員が人間について学ぶ場所という印象です。銀河の里の職員になる人は、単に福祉の仕事に就きたいという動機だけでは不十分だろうと思うのですが、人間や人生についてまじめに考え、経験から学ぼうという姿勢を持っている人なら、十分に手ごたえのある現場だろうと思います。

(元岩手大学人文社会学部教授 横井修一 )
 


 

 認知症ケアは、医療の敗北の残骸の受け皿ではない。現代は福祉において共に支え合う関係が、「介護する・される人」に分かれ、関係の残骸となり命をやせ細らせている。銀河の里では「関係」が認知症と出会うことで生命を吹き返し、「暗い海に掲げられた燈台」のような熱狂を呼び覚ましてくれる。

(NHK東京本社制作局ディレクター 川村雄次)
 


 

 「おめの気持ちは正直なんだが!?何言ってるかわけわがんね!」仕事をしなければという思いだけで必死になっていた私の手を振り払い、入浴を拒否するハナさん(仮名)にそう言われた。心を見抜かれたようで、思わず涙が出た。
 そのあと、思いがけずハナさんに「ありがとう」と言われた事がある。そのとき自分は本音で接していた。心からの言葉でやりとりしてつながること、それがどんなに大事なことかを教えられた。

(グループホーム介護員 山岡睦 2006年入社)
 


 

 銀河の里で体験したのは、商品開発、製造販売、営業、農業、ウェイター、フルート奏者、バス運転手・・・私は3年間のうちにいろんなことをやった。でも、ワーカー(ワークステージの利用者)が生きていくための工賃は未だ低いままだ。障がい者の自立と社会の荒波、世間の裏側、闇との戦いは続く。

(ワークステージ銀河の里 米澤里美 2005年入社)
 


 

 銀河の里には、個性豊かな入居者が揃っている。その1人コラさん(仮名)は、「施設なんかなくしてしまえ、こんな物があるから家族がバラバラに暮らさなきゃならないんだ。」と言った。むちゃくちゃだけど、確かに、一理ある。また、「バカ野郎」と怒鳴られるし、「肝っ玉母さんになりなさい」と言葉をくれることもある。表面的、形式的な社交とは違う出会いがここにはあり、それは私を成長させている。

(グループホーム主任 板垣由紀子 2004年入社)
 



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