| 今月の一句 夕涼み…【2008.08】 |
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グループホーム第2 鈴木 美貴子
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夕涼み 蛍もおどる 宵宮の 太鼓の音と 神楽の踊り
生きてきた 旅路を思う 宵宮の 他人に負けても 己にまけじ
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八雲神社の宵宮にコラさん(仮名)を誘ったが「目が見えねくてわがね。暗くてわがね、歩かれない。」と拒否。「大丈夫、ちゃんと転ばないように支えるから」というが「なにしてここの人はそうだべ。見えなくてわがねえのだ」とがんとして動かない。
「じゃあいい」と諦めた。次の日、私は早番で「おはようございます」と声かけると布団の中から「おはよう」と機嫌はいい。体を起こすと「心いれかえた」と一言。えっ????昨夕の誘いが強引すぎたかな・・・・コラさんと楽しみたかったのにコラさんを考えさせてしまったのかな・・・・・。、コラさんはそのまま語り続ける。「自分に負けないように生きてきた」「自分に負けるな。我に負けるなって生きてきたった」「他人に負けても自分に負けるな」
「今の人は自分に負けるから人殺したりするんだ」とラジオできいた事件の事を話す。生きるって戦い、それも自分との戦い。
その後、「昨日のなんじょだった?話聞かせて。神楽どうだった?」と言ってきた。「神楽もいがったよ。太鼓もよかった。紫波の金山太鼓の人たち。」というと「太鼓か、今までなかったな、んでいがったんだな。昼間だば行ぐどもな」とコラさん。
「んで今度は昼間にでかけるべし」というと「秘書さんお金かけなくて楽しめるとこ探して」一緒に行けなかったが良かったと伝えて、コラさんのにんまり顔がみれた。
行きたいけど暗くて目が悪くて、みんなに迷惑がかかる、気をつかわなければならない、行きたいけど行けない、我慢して自分と戦っているのかな・・・・。コラさんは、目が見えなくなってきた自分と戦い、負けるなっと自分に言い聞かせているんだろうか。
コラさんも私もこれからどんな戦いをして、歳を重ねていくのだろうか・・・・・。
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あの世へも 体に任せて 生きていく 死ぬのは嫌でも あの世は楽し
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久々のグループホーム勤務で
コラさん(仮名)の部屋へ。
「おはよう」と表情やんわりのコラさん。でも話は、「死ぬの近いかもしれない・・・」と暗い。でも、表情は柔らかい、その時の
コラさんの言葉。
「人間は死を恐れてはいけない」「体のありのままに生きていけばいい」 |
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