トップページ > あまのがわ通信 > 銀河の里特養初めてのお正月


銀河の里特養初めてのお正月【2010.01】

特別養護老人ホーム 村上 ほなみ
 

 特養に初めてのお正月が近づく。29日はお正月にお供えする鏡餅を作った。ユニット北斗では朝からヤエさん(仮名)、ユリさん(仮名)、祥子さん(仮名)が大根下ろしを作っている。私も一緒になって6本の大根を2時間掛けておろした。仁さん(仮名)はその作業を優しいまなざしで見守ってくれていた。修さん(仮名)も「俺もやるぞ〜」と手伝ってくれた。「今日は餅つきだよ!!」というと「あら〜そうなの!?楽しみね〜★」「もう正月だもんねー!!」と話がどんどん盛り上がる。隣のユニットすばる鉄矢さん(仮名)もやる気満々で待っていた。サヨさん(仮名)にも餅つきの話をすると「ほ〜いいね!!」と笑顔を浮かべる。その笑顔を見て私の気持ちも弾む。
 午後2時。交流ホールに続々と利用者が集った。みんなの表情が良くて、楽しみにしている感じがよくわかった。私も良夫さん(仮名)と交流ホールに向かいながら「良夫さん、よろしくお願いします!!一緒にやりましょうね♪」と言うと「んだってかー!!やるぞ〜」と大張り切りだ。交流ホールの外庭には杵と臼がおかれて準備万全だ。サ ヨさんが小さく口を開け「ここなら見えるね」とほほえんでいる。すばるの鉄矢さんは「どこだってや?」と待ちきれない様子で鉄矢さんが庭に出る。いよいよ良夫さんに番が回ってきた。良夫さんは「それー、それー」と言いながら杵を持ち上げる。私も「それー頑張れー」とお手伝い。そこに鉄矢さんが俺も俺もとやっきて、下門さんと鉄矢さんが「よいしょー!!よいしょー!!」とかけ声を合わせる。
 「そろそろいいかな〜」というスタッフの真白さんの言葉で鉄矢さんがつきかたをやめる。鉄矢さんが「できたな、ばんざーい!!ばんざーい!!」と両手を上げた。つられて私も万歳すると良夫さんと下門さんも万歳。できあがった餅を前にみんなで一緒に万歳した。今日もみんなが笑顔になるとってもいい瞬間にめぐり会えた。 お正月、鉄矢さんと良夫さんがついたお餅は各ユニットに飾られている。
 


特養の外でもちつき



スタッフと一緒になって



96歳力持ち
 

あまのがわ通信一覧に戻る

このページの上部へ


〒025-0013 岩手県花巻市幸田4−116−1
TEL:0198-32-1788 FAX:0198-32-1757
HP:http://www.ginganosato.com/
E-mail:l: