今月の一句 打つ手なく…【2008.09】 |
グループホーム第2 鈴木 美貴子
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打つ手なく 重い空気に ひしがれて 救ってくれた あなたの歌よ
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利用者とスタッフのやりとりの中でお互いの気持ちを思いっきりだしあいぶつかることがある、そんなときそのかたわらにいる自分はどうその関係を支えればいいのか。見守るにせよ、間に入るにせよ。それは当事者としてやりあうよりも難しいことなのかもしれない。言動として動かなくても、その場面にいかに関わるかが、支えになるかどうか決まると思う。見守るにもいろいろレベルやランクがあるらしいことも経験してきた。
メンバーや状況よっては空気が重くなる日がある。そんな日、和室のクッションチェアに座っていたハルエさん(仮名)の透き通るような声で「春が来た〜♪」が聞こえてきた。重たかった空気が春風が吹いたように明るく暖かくなった。こんな日は利用者のほうがはるかに支えとして頼もしい。ありがたいことだ。
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からまって 若さに惹かれ 若がえる あなたの笑顔が 私の命
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コラさん
(仮名)との話から・・・・・。コラさんは男の人が5号までいる。ある時3号さんが会いに来た。その次の日、「昨日いがったね、3号さん来てくれて」とわたしが言うと「んだ、来てけだった」と笑顔満面。「からまってしまった」「若さにひかれる」という。からまる?????どういうことだ・・・。
「人は若さに惹かれて若くいられるんだ」というコラさんの言葉と顔をみていると、なぜか「今日もやるぞー!!」と元気が出た。
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